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ACS スタイルの参考文献の書き方と例

ACS スタイルは米国化学会(American Chemical Society)の引用形式で、化学系の学術誌や多くの実験レポートで使われています。よく使う参考文献の種類ごとに、組み立て方と例を紹介します。

雑誌論文

化学で最もよく使う参考文献です。雑誌名は略称をイタリックで、年は太字、巻はイタリックで書きます。

Author, A. A.; Author, B. B. Title of Article. Journal Abbreviation Year, Volume, First Page–Last Page. DOI.

Mandal, A.; Patel, R. Ligand Design for Cross-Coupling. J. Am. Chem. Soc. 2021, 143, 1234–1240. DOI: 10.1021/jacs.0c00000

  • 著者は姓を先に、続けてピリオド付きのイニシャルを書きます:Smith, J. A.
  • 著者どうしはセミコロンで区切ります。
  • 著者が 10 人を超える場合は、最初の 10 人を挙げて et al. を付けます。
  • 論文タイトルは各単語の頭を大文字にし(タイトルケース)、イタリックにはしません。ACS のガイドでは一部の雑誌で省略も認められていますが、多くの授業では記載が求められます。
  • DOI は末尾に DOI: 10.xxxx/... の形、または https://doi.org/ のリンクで書きます。

書籍

Author, A. A.; Author, B. B. Book Title, Edition; Publisher: City, Year.

Atkins, P.; de Paula, J. Physical Chemistry, 9th ed.; Oxford University Press: Oxford, 2010.

編著書の章

Author, A. A. Chapter Title. In Book Title; Editor, E. E., Ed.; Publisher: City, Year; Pages.

ウェブページ

Author (if known). Title of Page. Website Name. URL (accessed Month Day, Year).

ウェブページは内容が変わることがあるため、必ず閲覧日を記載します。

特許

Inventor, A. A. Title of Patent. Patent Number, Date.

本文中の引用

ACS では、本文中で参考文献を示す方法が 3 つ認められています。投稿先の雑誌や担当教員の指示に従い、どれかひとつを統一して使います。

  • 上付きの番号:…as shown previously.¹
  • かっこ内のイタリックの番号:…as shown previously (1).
  • 著者名と年:…as shown previously (Smith, 2020).

番号方式では、本文で最初に引用した順に参考文献を並べます。著者名・年方式では、アルファベット順に並べます。

よくある間違い

  • 公式の略称(CASSI)ではなく雑誌の正式名称を書いている。
  • イニシャルの後や、略した雑誌名の単語の後にピリオドがない(Chem Rev ではなく Chem. Rev.)。
  • 雑誌論文で年が太字になっていない、または巻がイタリックになっていない。
  • 著者の区切りがセミコロンではなくカンマになっている。

出典